考え事

2020年を振り返るなど

2021年が始まった。年が明けるまでに翌年の計画を立てておいて、初日からきっちりスタートしたかったのだが、家に籠もっていると思うように時間が確保できず、あっという間に三ヶ日が過ぎてしまった。 世界の分断を考える日々 2021年をどんな年にするかを考える前に、2020年を振り返ってみる。 新聞の論説曰く、2020年は『分断と自粛の年』として記録される特別な年になるとのこと。肌身で...
考え事

BtoBの企業こそ、慈善事業は積極たるべき

慈善事業に対する企業の考え方や姿勢が、コロナ禍を期に大きく変化しているらしい。 そういえば私の勤める会社も、自治体がかき集めたエタノールを適正濃度に希釈・充填して、病院に無償配布するという社会貢献を実施した。こんなご時世だ。こうした活動はどこの企業も積極たるべきである。 とはいえ営利を求める企業にとって、慈善事業は単なるイメージアップの手段でしかない。本質的な動機は、個人のボ...
考え事

菅さんには期待したいですね

菅内閣がついに発足した。就任会見では、官房長官時代の淡々とした飾らぬ語り口が健在で、少しホッとした。 一方で会見を見ながら、私は安倍さんのことにも思いを巡らせていた。テレビの中にいつもいた馴染みある顔がお茶の間から突然消えてしまったことに、一抹の寂しさのようなものを感じたのである。安倍さんのことはそれほど好きなわけでもない(むしろ良くないイメージの方が強い)のだが、そのような気持ちになった...
考え事

今こそ、プラスチックに代わる容器開発を

プラスチックの需要は今後、縮小する見込みらしい。 レジ袋の有料化をきっかけに、プラスチックによる環境破壊が日本でも注目されるようになった。レジ袋自体の削減効果は微々たるものと聞くが、環境配慮のムーブメントが拡大すれば、樹脂の使用量は国内でも減っていくんじゃないだろうか。人口もこれ以上増えることはないのだし……。 容器メーカーに勤める者としては、プラスチックに関わる動向を注視し...
考え事

水素社会が到来しても、内燃機関には頑張ってほしい

自動車のエネルギーに再び水素が注目されているらしい。 たしかに、燃料電池で動くタクシーを街ナカで見かけるようになった。自宅の近所にも、イワタニの水素ステーションがあったりする(が、客が入っているところを見たことは無い)。 しかし今実用化されているのは燃料電池である。動力源は結局モーター。環境問題に強い関心があるとはいえ、ロードスターなどという車に乗っているくらいなので、私はや...
考え事

マイクロソフトは今や週休3日らしい

あらゆる働き方の数値的な見える化によって業務効率が大幅に改善し、マイクロソフトはついに週休3日制になってしまったそうな。 なんとも羨ましい話だ。全く同じことを我々製造業が実践するのは非常にハードルが高い。見える化のためには専用のシステム導入が不可欠だが、私たちはマイクロソフトのようなソフトウェアの専門集団ではないのだ。 もっとも、大企業であればお抱えの情報システム部門が大抵は...
考え事

地球温暖化は代替フロンの影響も大きいらしい

暑さを避けるためにエアコン(正確には熱交換器)を使用することが、さらなる暑さを呼び起こしているらしい。温暖化対策といえばCO2削減だとばかり思っていたが、代替フロンも相当効いているようだ。 フロンガスの温室効果について少し調べてみると、「地球温暖化係数」というワードにたどり着く。二酸化炭素を1としたとき、他のガスが何倍の温室効果能力を持つかを示したものらしい。民生用エアコンに使用さ...
読書メモ

『学問のすすめ』は若いうちに読んでおくべき

先日『生物と無生物のあいだ』の読書メモを投稿した。再読とはいえ、新書を手にしたのは数年ぶりである。読み物に関して、私はどちらかというと雑食な方だが、どのジャンルも均等に読んでいるわけではないので、長らく遠ざかってしまうようなものも中にはある。そういうジャンルに久しぶりに触れてみるとやっぱり面白いなあと再認識し、しばらくそのジャンルにどっぷり浸かりたくなるのだ。今回も、生命科学の大発見を遂げた興奮...
読書メモ

生命とは何か、という漠然とした問いに明快な答えを与える本

生物と無生物のあいだ。この記事を書いているのは2020年なので、もう13年も前の本になる。サントリー学芸賞に加え、第1回目の新書大賞を受賞した作品でもあるので、ご存じの方もいるだろう。昔読んだこの本を最近再読した。 福岡先生が書く本の何が素晴らしいか。ひとえにそれは、文体の美しさにある言ってもよいと思う。学術的なテーマを扱いながらも、情緒溢れる詩的な表現が随所にちりばめられ、何のジ...
エッセイ

丁寧な対応

先日、市役所への申請書類を投函するため、郵便局に立ち寄る機会があった。 役所の書類など、普通は料金別納で済みそうなものだ。しかし残念ながら、今回は自分で切手を貼らなければならないタイプの封筒で、しかも運悪く切手を切らしていた。いかんせん、書類の目的は児童手当の継続申請である。給付をありがたく受けるためには、多少の手間を惜しんではならないのだ。 その日は小雨が降っていた。仕事帰りの郵便...